新元号「令和」の引用もととなった「万葉集」の「梅花の歌」が詠まれたとされる“ゆかりの地”福岡県太宰府市に注目が集まっています。
早くも「新元号ゆかりの地」として観光客が殺到するのではないかと、嬉しい悲鳴が上がっているようです。
目次
”令和”ゆかりの地として太宰府が聖地に!

「令和」の引用元の万葉集の歌が詠まれたとされる福岡県太宰府市の大宰府政庁跡にある坂本八幡宮の宮司、御田良知さん(59)は1日、
「大宰府にゆかりがある元号が選ばれ、そこを守らせていただいていることに縁を感じる」と話した。
菅原道真をまつる太宰府天満宮の禰宜も務めており「道真も元号を決める仕事をしていた」と感慨深げに語った。
※禰宜(ねぎ):神職の位の一つ。神主(かんぬし)の下の役。
市が保管する資料によると、市内にあった大伴旅人の邸宅で宴が開かれた「天平2年正月13日」に詠まれた歌の序文と伝わっているという。
新元号「令和」にゆかりのある、太宰府で訪れるべき4つの見所
①新元号の令和と縁が深い大宰府政庁跡と坂本八幡宮
大伴旅人の邸宅跡ってこれだっけ?(エイプリルフール) 大宰府展示館のある大宰府政庁跡です。(西鉄都府楼駅が近いよ)#梅花の宴 #令和 pic.twitter.com/oztCA34IpF
— 七緒りか(制作修団プレアデス) (@seisakup) April 1, 2019
大伴旅人は730年(天平2)正月13日に自宅で役人らを招き、梅の花を題材にした歌会「梅花の宴」を開きました。そこで詠まれた三十二首の序文「初春の令月にして気淑よく風和らぎ」から「令和」が新元号に選ばれています。
「梅花の歌」三十二首のうち11首は、市内の大宰府政庁跡含め各所に歌碑が作られています。
アクセス
②「梅花の宴」を博多人形で再現されている大宰府展示館

大宰府政庁跡の敷地内にある大宰府展示館では、「梅花の歌」を詠む宴の様子が博多人形で再現されているものがみれます。
[aside type=”boader”] 名 称 大宰府展示館
住 所 〒818-0101 福岡県太宰府市観世音寺四丁目6番1号
TEL:092-922-7811 / FAX:092-922-9524
開館時間 9:00〜16:30
休館日 月曜日(ただし祝日の場合はその翌日)、
年末年始(12月28日〜1月4日)
入館料 無料[/aside]
③梅の時期にも訪れたい太宰府天満宮

梅の名所としても名高い太宰府天満宮は、道真公を慕って都から一夜で飛来したと伝えられる「飛梅」をご神木として今も大切にしており、現在約200種・6000本の梅が植えられています。
主な梅の見頃は「2月半ばから3月上旬」で今の時期は見ごろは過ぎていますが、4月に入ってからも楽しめる遅咲きの種類もあるとの事です。
④太宰府天満宮参道のおしゃれスタバや梅が枝餅もおすすめ!

参道のおしゃれスタバ
建築家 隈研吾氏により「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトをもとに設計された店舗です。
店舗の奥庭には、太宰府天満宮のシンボルでもある梅の木が植えられているそうです。

食べ歩きに欠かせない梅が枝餅
梅が枝餅は老舗かさの家が有名です!


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