大坂なおみさんの新コーチとして、吉川真司氏が緊急登板することが発表されました。
2月12日に18年全米、19年全豪オープンの優勝を後押ししたサーシャ・バイン氏と、コーチ契約の解消した事が話題になったばかりですが、その2日後には新チーム発足を報告した大坂なおみさん。
17日開幕になるドバイ選手権に挑むため、早くコーチを決めなければならなかった為の一時的な人選なのか、今後継続するのかも気になりますが、今回ドバイ戦でコーチとして就任した吉川真司氏とはどんな方なのか調べてみました。
吉川真司と大坂なおみの関係性は?
https://twitter.com/Naomi_Osaka_/status/1096039793488814080
新チームをTwitterで公開した大坂選手。
後方左:吉川真司日本テニス協会女子代表コーチ
後方中:クリスティナ・スター理学療法士
後方右:アブドゥル・シラー・フィジカル担当
大坂なおみさんと吉川コーチの関係ですが、大坂なおみさんが日本人として大会に出場するきっかけになったのが、吉川コーチの存在と言われています。
2013年9月に開催された「東レ・パンパシフィック大会」に出場した大坂なおみさん。一回戦で敗退をするも、試合を見ていた吉川コーチは
「あの時の衝撃は忘れられない。パワー、体のしなやかさ、ゲーム性、世界でも見たことのない選手」
と感じたと言い、その衝撃を上層部に報告しています。
吉川コーチに発掘されたことで、大坂選手は日本で練習する際、特別に味の素のトレーニングセンターで練習できるようバックアップ体制が敷かれました。
大坂選手の才能をいち早く見出し、サポートの手を差し伸べていたのが吉川コーチだったのですね。
大坂選手はアメリカテニス協会に支援を申し出るも断られている経緯があり、日本のバックアップ体制はとても有難い話だったのではないでしょうか。

今回、サーシャ・バイン氏とのコーチ契約を解消した2日後に、新チーム発足を発表していますが、当初、吉川コーチの派遣予定はなかったようです。
しかし、その2日後、緊急コーチ就任となったようです。
ドバイでの試合が近いということもあり、一時的に信頼のおける吉川コーチにお願いした可能性が高いかもしれません。
全豪オープン優勝時にも、大坂選手の陣営に吉川コーチの姿があり、大坂選手の事を理解し、コーチとしても信頼のおける存在の一人として、吉川コーチへ期待しているのではと推測します。
吉川真司氏の経歴・プロフィール

[box class=”blue_box” title=”吉川真司氏・プロフィール”]
吉川 真司(ヨシカワ マサシ)
生年月日 1978(昭53)年1月31日 41歳
身長 173cm
体重 64kg
出身地 京都府京都市
出身校 亜細亜大卒
ホームコート 味の素ナショナルトレーニングセンター
得意なコート ハードコート
肩書き 日本テニス協会強化本部ナショナルチーム女子コーチ
コーチ資格 日本テニス協会公認S級エリートコーチ
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現在は、日本テニス協会の強化本部ナショナル女子チームでコーチをされています。
ここでは主に、
・ユース世代に対する強化(グループ強化 海外・国内遠征サポート)
・指導者の養成
等の活動が行われています。
日本テニス協会公認S級エリートコーチとは
[aside type=”normal”]世界基準の指導力を有するS級エリートコーチの活動は、日本のトップ選手をサポートし、その集積は、国際ステージでの結果に反映され、大いに期待されるところである。
(公財)日本テニス協会が推進するナショナルトレーニングセンター(NTC)活動やナショナルチーム活動、あるいはプロツアーコーチ活動などで、テニスのトレーニング、コーチング、マネジメントの各分野において最新の科学理論と実践知識に基づき、世界で活躍する選手を指導するエリートコーチの養成を目的とする。
(「S級エリートコーチ認定基準」より抜粋)[/aside]
吉川真司氏・経歴

主な戦績
・1996年
高校総体単複ベスト8
・2000年
全日本学生単ベスト4
全日本学生室内単準優勝
大学卒業後は実業団でプレーしましたが30歳の、2007年に現役を引退されていました。
その後、コーチに転身し、2012年より「日本テニス協会の女子ナショナルコーチ」に所属しています。
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まとめ
大坂選手の新チームにコーチとして就任した、吉川真司コーチの経歴やプロフィール、大坂選手との関係性について見ていきました。
テニスはコーチによって勝敗が変わるともいわれる重要な役割を担い、プレーには欠かせない大事な存在になっています。
新コーチを迎え、大坂選手のテニスがどう変わっていくのか、楽しみですね。
最後までお読みくださりありがとうございました。